NFD r0形式ファイル構造仕様
                                                            2001/01/22 LED

□はじめに

このテキストはPC9821エミュレータT98-Nextのフロッピーディスクイメージファイル
NFD r0形式の構造を規定したものです。データ解析、ツール開発等にご自由に利用
してください。

□構造について

NFD形式の構造は大きくヘッダ部とデータ部に分けられます。
ファイルの先頭からヘッダ部が存在し、その後ろにデータ部が存在します。

【ヘッダ部】

typedef struct {
    char  szFileID[15];                 // 識別ID "T98FDDIMAGE.R0"
    char  Reserve1[1];                  // 予約
    char  szComment[0x100];             // イメージコメント(ASCIIz)
    DWORD dwHeadSize;                   // ヘッダ部のサイズ
    BYTE  flProtect;                    // 0以外 : ライトプロテクト
    BYTE  byHead;                       // ヘッド数
    char  Reserve2[10];                 // 予約
    NFD_SECT_ID si[163][26];            // セクタID(後述)
    char  Reserve3[0x10];               // 予約
}NFD_FILE_HEAD,*LP_NFD_FILE_HEAD;
注)構造体の境界は1バイト単位とする
予約領域は0で埋めること

セクタID(NFD_SECT_ID)は163トラック26セクタ分が固定で確保されており
以下の構造を持つ

typedef struct {
    BYTE  C;                            // C (0xFFの時セクタ無し)
    BYTE  H;                            // H
    BYTE  R;                            // R
    BYTE  N;                            // N
    BYTE  flMFM;                        // 0:FM / 1:MFM
    BYTE  flDDAM;                       // 0:DAM / 1:DDAM
    BYTE  byStatus;                     // READ DATA(FDDBIOS)の結果
    BYTE  byST0;                        // READ DATA(FDDBIOS)の結果 ST0
    BYTE  byST1;                        // READ DATA(FDDBIOS)の結果 ST1
    BYTE  byST2;                        // READ DATA(FDDBIOS)の結果 ST2
    BYTE  byPDA;                        // FDDBIOSで使用するアドレス
    char Reserve1[5];                   // 予約
}NFD_SECT_ID,*LP_NFD_SECT_ID;
注)構造体の境界は1バイト単位とする
予約領域は0で埋めること

セクタIDは基本的にPC98上でFDD BIOSのREADDATAを行った結果を保存する。
Cが0xFFのとき、そのセクタIDは無視される。
byPDAはFDが1.2Mの場合0x90、1.44Mの場合0x30、640Kの場合0x10を入れる。



【データ部】

ファイルの先頭からヘッダ部のdwHeadSizeバイト以降からデータ部となります。
データ部はセクタID格納順にデータを連続に配置します。